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ウズベキスタンでサッカーを指導している人が綴るブログ

 

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分岐点 

自分が11月の決勝大会で優勝させることを目標に掲げた翌日

子どもたちに目標を聞いてみた

すると嘘か真か子どもは全員一致で優勝と掲げた

俺はこの気持ちを信じようと思うし、この気持ちに応えるために自分自身心を鬼にとまではいかないけれど、完全いままでの気持ちのままでは自分自身よくないと思ったから、これを機会に切り替えていこうと決心した

だから、子どもから優勝が目標と聞いた後すぐに、「それなら優勝するために俺は厳しく指導するけどそれでもいいか」って聞いたら、子どもは全然それで良いって言ってくれたから早速その日から厳しく指導に当たり始めた


そしてその日の午後の練習
本当は基礎からみっちり行いたいが、試合まで時間が無さすぎるので、基礎練習は完全に省くことに

具体的には1対1の対人の練習からまず始めた


それにはもちろん理由がある

ここの子どもは例えば一対一の対人の練習の時、ディフェンス(DF)がオフェンス(FW)に抜かれてシュートを打たれる時、絶対にスライディングをしない

赴任して7カ月、試合・練習でスライディングをすることを見たことがほぼ皆無だった


サッカーって一点で勝負決まるスポーツ
だから、ゴールにボール蹴られるって言うのはある意味それだけで敗北を意味する
ゴールを奪われる可能性があるってことだから
なのに抜かれた後諦めて当たり前の様にシュートを打たれて平然としてる皆


プロのサッカー選手は違う
自分の体投げ出してシュート打たれないように阻止する
打たれることが敗北を意味すると分かっているから


まず子どもたちにこの部分を伝えたかった

ここを伝えることが出来たら、あとの指導が非常に有意義で効率よく進められると思ったから


だからこういう場面が明確に出るようにと思ってこのメニューをチョイスした


そして思惑通りその場面がやってきた


このメニューで練習開始して15分ほど経過しても一向にスライディングをしてでも死ぬ気でボールを止めに行くっていう気持ちのあるプレーが見える気配がなかった



だから練習止めてみんなを集めた


自分がディフェンス役になって、子どもの一人に攻撃役になって自分がまず、みんなのディフェンスの真似をした
スライディングをしない気持ちの入ってないディフェンスを


その後「サッカーは1点のスポーツ。ゴールに蹴られるだけでディフェンスは負け。だから蹴らせないように守らなければいけない」と説明

そしてもう一度子どもたちがやる気持ちの入ってないディフェンスを見せて、「こんなディフェンス最悪や」て言った


そして自分がお手本を見せた


まざと抜かれて、こどもがゴールにシュートする瞬間に思いっきりギアマックスにしてスライディング


もちろんボールは俺の脚に当たってどこか遠くに飛んでいった


そしてその瞬間

なぜか子どもたちから笑いが起こった

おそらく、攻撃役の選手が、スライディングされることを全く予想してなかったために凄く驚いた表情をしていたために、その表情を見て周りにいた子供が笑ったのだと思われるけど


俺はもうその瞬間我をも忘れて
子どもたちを怒鳴りつけた

「なんで笑うねん、何がオモロイねん、勝つために必死で守らなアカン場面やないんけ、DFっていうのはシュート打たれた時点で負けやねん、点取っても3点とられたら俺らは負けるねん、だから必死になって守らなアカンねん、スライディングしなアカンねん」何言ったか正直全然覚えてないけどたぶんこんなことをずっと叫んでたんやと思う


自分もこんなに怒鳴るつもりではなかったのに、頭ではない自分の中の感覚がそうさせた


ウズベキスタンにきて子どもたちに本気で怒った最初の瞬間やった


子どもたちは一瞬たりとも俺の目から目を逸らさないで聞いていた
中には、スライディングをしてドロドロになった俺のジャージを見て驚いているような子どももいたが


そして自分も少し冷静になって、語りかけるように子どもたちに言った
「今戦ったら俺たち負けるよ絶対に。勝てるわけないやんこんな状態で。俺たちは弱いねん今。でも今日みんな言ったやん、3月の予選一位通過して11月は優勝したいって。じゃあ何しなアカンか考えようよ。試合までもう時間がないねん俺たちには。必死になって頑張ろうや。OK?」っていうとこどもたちは口をそろえて「はい」って

そしてそのミーティングが終わった後、上級生たちは俺のところに寄ってきて「スライディング俺達やりかた知りません。だから教えてください」と一言口を揃えて言った



この時は本当に胸が熱くなる思いだった



そうやって必死な顔して何か教えてくださいって言ってくるのは初めてだったから


そして次の日急遽メニューを変更し、スライディングの練習を取り入れた
なかなか上手くいかず苦戦しながらも、やり方を積極的に訪ねてきたり、見本見せてくださいって言って、習おうとする姿勢が感じられるものだった


そして今日の練習、スライディングが見違えるように増えた

危険なファウルも多いし、スライディングをする必要がない場面でもスライディングをしてしまってるのは全然良くないし、スライディングはあくまで最終手段で優先順位は最も下にあるのだが、
気持ちの変化が見えてる証拠なので、今はそこまで言わないことにしよう


鼠が塩を引く
千里の道も一歩から



この子どもたちの気持ちの変化が現れた2011年3月10日、この日が自分の2年間の活動の分岐点になるかもしれない



また明日の練習が楽しみだ
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